女性ホルモンの減少が認知症の発症に影響する!?
更年期障害の症状が出始めると、女性ホルモンであるエストロゲンが減少していきます。
このエストロゲンの減少が認知症を発症しやすくなるのではないか?と言われているそうです。
更年期障害と認知症の関係
女性は閉経期に達すると、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが大幅に減少します。そのエストロゲンの減少が、認知症の発症に影響を与えているのではないかという説があります。実際に、認知症の発症は男性よりも女性のほうが3倍も多くなっていることが報告されています。
脳の機能には、神経細胞と神経伝達物質の働きが深く関係しています。そして、エストロゲンは神経伝達物質の分泌を高め、記憶力を含む脳の働きを活発にすることも報告されています。ところが、更年期になると卵巣の機能が衰えます。卵巣ではエストロゲンがつくられますから、必然的にエストロゲンが減少することになります。
人は年齢を重ねると、若いころに比べて記憶力が低下し、更年期になると、その記憶力の低下がさらに悪化します。更年期に少しの物忘れや記憶力の低下があったとしても、それほど気にすることではありません。しかし、認知症の初期症状である可能性を忘れてはいけません。出典:更年期障害の症状を放っておくと認知症になりやすい?
更年期の症状を緩和して女性ホルモンを補充しよう
女性ホルモンを補充することで脳の衰えを予防し認知症の発症を抑えたり、遅らせたりする事も出来るのかと考えられています。
女性ホルモン補充療法を行うことや、エストロゲンに似た作用の食品やサプリメントを飲むこともお薦めですね。
特に「女性ホルモン補充療法」はとてもメリットがある反面、心筋梗塞など血管に関わる病気や乳がんを発生を高めるというデメリットもあります。
エストロゲンを増やす食品には
・豆腐
・納豆
・味噌などの大豆製品や
・ザクロ
・山芋などの植物性エストロゲンが含まれています。
食事で補えない分はサプリメントなどを加えたり、お医者様の元「女性ホルモン補充療法」を受けるのもありですね。
認知症の予防だけでなく更年期障害の症状の緩和にも役立つと思います。
少しでも快適に「更年期」を過ごせるように日々工夫とチャレンジが必要ですね。